ポイント 1% 6pt
深い山間の村を統治する紫尾家の幼き当主・良香と、前当主の隠し子と噂されながら下男同然の扱いを受けていた広瀬隼人。話すことも禁じられていたが、隼人が村を出る前夜秘かな接触を持ち、良香に何かあれば必ず助けると誓った。9年後、東京で会社を興した隼人は、ある日紫尾家で火災が起きたことを知る。その後良香の行方を捜し新宿のバーにいることを突き止めるが、昔と変わらぬ美貌は「お前など知らぬ」と冷たい横顔を見せ―。
この作品にはまだレビューがありません。 今後読まれる方のために感想を共有してもらえませんか?