合計金額が 10,000円以上の場合、全国送料無料で配送します。
ポイント 5% 375pt
小学校3年生のときだった。もちの木をさがしにいったぼくは、こんもりした小山や杉林にかこまれた、三角形の平地をみつけた。 小さないずみがわき、まっかなつばきの花のさく、どこかふしぎな感じのする場所だった。──そして、とうとうぼくは見た。 小川に流れていく赤いくつの中で、虫のようなものが動いているのを。小指ほどしかない小さな人たちが、手をふっているのを!
この作品にはまだレビューがありません。 今後読まれる方のために感想を共有してもらえませんか?