愛のゆくえ【分冊】 1巻
作品概要
ソーンロー家では娘が21歳になると肖像画を描かせるのが伝統だ。アラベラは、父への反発から素直にこの伝統に従う気になれない。だが、世界的に有名なハンガリー人画家ゾルターンが絵を描くというので、彼の住む異国の地に興味をそそられるアラベラ。しばらく父から離れてみるのもいい――アラベラはハンガリーへ旅立った。けれども、彼女を迎えたゾルターンの態度は冷淡で、いつまでたっても肖像画を描きはじめようとしない。この気難しい画家は何を考えているの?
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