ポイント 2% 3pt
ひとは悲しくなりたいとき、お酒を飲む。――1ヶ月ぶりにバーへやってきた老婦人の倫子。長年連れ添った夫の法要を終え、彼女は久しくお酒を楽しんでいた。「ひとりになってしまって」 大きな氷がゆっくりと溶けながら、お酒の表情を刻々と変えていく。そんなグラスを眺めながら、ふと倫子はモトカレを思い出して…お見合いや許婚の風習が残る1970年代へ、ラバーズ・エンド・イブが彼女を導いていく。――オムニバス第五夜は“氷の恋”
この作品にはまだレビューがありません。 今後読まれる方のために感想を共有してもらえませんか?