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屋台のそば屋に立ち寄った男、しきりにほめながら、そばをすすり……。 さて、お勘定となると、そば1杯は十六文と決まっているのに、小銭しかないからと、1枚ずつ出しながら 「いま、なん時だい?」 おなじみのときそば。 真っ暗闇に照らしだされたのは、行灯と提灯をともした屋台のそば屋。 寒気のなかに、そばの丼からたちのぼる湯気もリアルです。 「そばをあつーくして、一杯たのむ!」 と声を掛けたくなります。
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