[ライトノベル]花霞の祝歌 (全1冊)
作品概要
好きという気持ちが高まると、周囲に花びらを降らせるという不思議な力を持つ 少数民族〈花の民〉
――結婚した相手は富や名声を得ると伝わっていることから、 彼らは別名〈幸福の民〉とも呼ばれている。
人里離れた小さな谷でひっそり暮らす〈花の民〉・ルスランは、 ある日やってきた城の使いに、
〈花の民〉の力で 深い孤独を抱えた王・ナフルーズを癒す、花嫁になってほしいと乞われる。
突然の申し入れに驚くものの、隠れて生きるばかりだった[花の民]が
国の役に立てるなら……と、受け入れる覚悟を決めたルスラン。
城に召し上げられ、ついにナフルーズと対面したルスランは、 その場で桃色の花びらを降らせてしまう。
それはつまり、相手への好意――“一目惚れ”ということ。
しかしその瞬間、ナフルーズの顔が強張るのを目にしてしまう。
早々に失恋を覚悟したルスランと、それでも優しく接してくれるナフルーズ、
互いに本音を伝えられないまま、二人の新婚生活がはじまるが――?
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1,540 円税込