[ライトノベル]ニート吸血鬼、江藤さん (1-2巻 最新刊)

作品概要

ウチには動物が多い。
大半は俺、宇童竜之介がつい情にほだされて拾ってきたヤツら。
面倒を毎日みていれば、懐いてくるし、そうなればどんな動物でも大抵は可愛く思えてくる。

「りゅうのすけ〜どこじゃ〜?後生じゃ。早う来てくりゃれ〜」
とはいえ世の中、例外はいつだってある。
可愛くもなければ、俺が拾ってきたわけでもないが、とびきり珍しくてやたらと手のかかる動物が一匹、つい先日からウチに住み着いちまった。
そいつは金幡の美少女だが、自らを吸血鬼とかぬかし、だけど自分ではなーんにもできないザンネンなガキ、通称・江藤だった。

俺と江藤の、奇妙な夏休みが始まった。