研修医・遠野志保がやってきたのは
郊外にある小さなクリニック

児童精神科医・佐山が患者の手を汚す様子に、
志保は思わず止めに入ってしまうが…

それはれっきとした治療の一貫だった

以前の研修先でも失敗を犯していた志保
佐山はそんな彼女にある診断を下す

子どもの10人に1人は、
何らかの障害を抱えているとされる現代

人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、
孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちがいる

自らも“凸凹でこぼこ”を抱える児童精神科医が、
悩める子どもとその家族に向き合い続ける――